鳥取県の紅葉おすすめスポットは？智頭vs大山2大名所の見所を紹介

暑い夏が終わり、涼しくなると紅葉の季節がやってきます。豊かな大自然が残る鳥取県はきれいな紅葉を楽しめるスポットに恵まれております。その中でも鳥取東部では「智頭」、鳥取西部では「大山」が紅葉の名所として有名です。

鳥取で紅葉狩りを考えている方が抱く「どこに行くべきか」「いつ行くべきか」などの悩みにお応えするために、鳥取県のおすすめ紅葉スポットや時期について紹介したいと思います。

※写真は智頭（ちず）の芦津渓谷の紅葉です。

鳥取県の紅葉狩り基本情報

まずは、鳥取県の紅葉狩りの基本情報をおさえておきましょう。せっかく足を運んでも見れなかったということがないように事前にしっかりとリサーチしておきたいですね。

紅葉の見頃

鳥取の紅葉のベストタイミングは例年ですと11月上旬～11月中旬頃です。ただし、その年の気候条件によって前後することもあります。最新の情報は県のホームページなどで確認するようにしましょう。

また、鳥取県内でも場所によって紅葉の見頃が異なります。早いところだと10月中旬から色付きはじめたり、遅いところでは11月下旬に見頃をむかえたりと様々です。

紅葉の見どころスポット

鳥取県には多くの紅葉の見どころスポットがありますが、東部だと智頭エリア、西部だと大山エリアに集まっています。他にも日南町の日野上イチョウや国府町の雨滝なども見ごたえがありますが、主要観光スポットからは少し離れているので、距離や時間に余裕を持って行きたいですね。

今回の記事では、2大名所の智頭と大山どちらに行くか迷っている方のために、

・自分にとって魅力的な紅葉の景色があるスポットか
・自宅からのアクセスはどうか
・近隣に訪れたい観光スポットはあるか

という観点から、それぞれの特徴や魅力についてご紹介していきます。

紅葉スポットで比較

まずは、鳥取のおすすめの紅葉名所である「智頭」と「大山」の紅葉スポットの魅力を比較していきます。

紅葉を身近にゆっくり楽しみたい場合は智頭、スケール感のある紅葉を楽しみたい場合は大山がおすすめです。智頭は森林セラピーでも有名でもあり、渓谷や神社などを散歩しながら紅葉を楽しむことができます。一方で、大山は山一面の紅葉の規模感が魅力なので車の中からでも十分楽しめます。

智頭のおすすめ紅葉スポット

智頭にはいくつかの紅葉スポットがあり、それぞれ違った魅力があります。紅葉のいろんな顔を楽しみたい人におすすめです。

芦津渓谷（あしずけいこく）

芦津渓谷は国定公園に指定されており、美しい森林と渓谷が広がっています。手つかずの自然が残っており、渓谷を散歩しながら紅葉を楽しめます。カエデやブナ、トチなどいろいろな種類の木々が紅葉し、天然杉の緑とのコントラストが楽しめるのも芦津渓谷の魅力です。

芦津渓谷の紅葉の見頃は例年11月上旬頃となっています。芦津渓谷は智頭の中でも少し、山に入った場所に位置しており、JR智頭駅からは車でおよそ25分です。車をお持ちでない方はレンタカーの利用や智頭の乗合タクシー「のりりん」のご利用をおすすめします。

諏訪神社（すわじんじゃ）

電車で来ている方でも気軽に紅葉を楽しめるスポットが諏訪神社です。JR智頭駅から徒歩20分なので、車が無い方でも散策しながらアクセスできます。諏訪神社は軍神や鎮火の守護神として崇敬されてきた由緒ある神社です。

諏訪神社の紅葉の一番の魅力は夜のライトアップです。10月末頃～11月末頃まで、ライトアップされています。一面に紅葉するカエデが特徴ですが、イチョウやもみじの紅葉も楽しむことができます。

大山のおすすめ紅葉スポット

大山の紅葉の魅力はなんといってもスケール感です。大山にもいくつかの紅葉スポットがありますが、中でも有名な大山寺について紹介します。

大山寺

ドライブで紅葉を楽しむのにおすすめの大山ですが、その中でも人気があるのが大山寺です。大山寺は、奈良時代につくられ、最盛期の平安時代には僧兵の修行場として栄えた歴史のあるお寺です。

大山寺の紅葉の魅力は、真っ赤なもみじのトンネル階段と夜のライトアップ＋夜景です。標高1,729ｍの大山ですが、山頂まで登れない方でも中間地点に位置する大山寺から紅葉の絶景に出会うことができます。特に、ライトアップされたもみじと夜景の組み合わせは一見の価値があります。

大山寺の紅葉の時期は11月中旬～11月下旬になっています。智頭よりも少し遅いので、余裕がある方は両方の紅葉を見比べてみると違った楽しみ方ができるかもしれません。

アクセスで比較

それぞれの紅葉スポットの魅力をご紹介しましたが、同じ鳥取県の名所ではあるものの東西に長い鳥取県の東部と西部に位置しており、離れています。交通手段や出発エリアによってアクセスのしやすさが異なりますので、事前にチェックして計画的に紅葉を楽しみたいですね。

智頭のアクセス

【車の場合】
鳥取市内から：約40分
大阪から：約2時間30分
広島から：約3時間30分

【電車の場合】
鳥取から：約30分（特急スーパーはくと号・特急スーパーいなば号）
大阪から：約2時間（特急スーパーはくと号）
岡山から：約1時間20分（特急スーパーいなば号）

【飛行機の場合】
最寄りは鳥取砂丘コナン空港で、空港から智頭までは車で45分です。

参考：智頭観光協会

鳥取砂丘などの鳥取市内で観光を予定している方や遠方から鳥取東部に来られる方は、車でのアクセスも良く、電車などの交通アクセスも整っている智頭がおすすめです。

大山のアクセス

【車の場合】
鳥取市内から：約2時間
大阪から：約3時間15分
広島から：約3時間

【電車の場合】
最寄りが米子駅となっており、大山まではバスやレンタカーを利用する必要があります。
米子駅から大山までは車で45分ほどです。

【飛行機の場合】
最寄りは米子鬼太郎空港で、空港から大山までは車で70分ほどです。

参考：鳥取大山観光ガイド

松江や境港などで観光を予定している方や広島、島根方面からドライブで鳥取に来られている方は大山がおすすめです。

周辺観光スポットで比較

紅葉狩りと一緒に観光も楽しみたい方は、周辺の観光スポットも確認しておくとより充実した旅程を組むことができますよ。

智頭の観光スポット

智頭の観光スポットとして挙がるのが石谷家住宅とみたき園です。

石谷家住宅は国の重要文化財に指定されている歴史的建造物です。その名の通り江戸時代から300年続く商家の石谷家の住宅で、敷地面積3000坪、部屋数は40余りと圧倒的な規模感です。国登録記念物にもなっている石谷家住宅の日本庭園は紅葉の名所としても知られており、場所も諏訪神社のすぐ隣なので紅葉の時期にぴったりです。

また、芦津渓谷の入り口にある「みたき園」は川のせせらぎや小鳥のさえずりを聞きながら、郷土料理を楽しめる穴場スポットです。串焼きのヤマメや近くの山でとれた山菜を使った料理を楽しめるだけでなく、茅葺屋根の古民家や広い園内を散歩してゆっくりした時間を過ごすのに最適です。

豆乳スイーツ専門店「粒と雫」

智頭に来られた際は、豆乳スイーツ専門店「粒と雫」にもぜひお立ち寄りください。粒と雫では鳥取県智頭町が誇る日本有数の自然の軟水を活かし、素材にこだわって作った豆乳スイーツを販売しています。芦津渓谷にあり、みたき園からも徒歩で数分の距離なので、紅葉狩りの帰りに、お土産の購入に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

オンラインショップでも豆乳スイーツを販売しておりますが、店舗でしか販売していない限定商品もございます。店内にはイートインスペースがあり、芦津渓谷の散策で歩いた後の休憩場所としてもご利用いただけます。芦津渓谷の軟水で淹れたコーヒーと豆乳スイーツをお楽しみください。

口に入れた瞬間の滑らかな味わいや上品な甘さは豆乳スイーツならではの美味しさです。豆乳が苦手な方でも豆の風味を感じにくく食べやすいので、ぜひ一度ご賞味ください。

粒と雫のオンラインショップはこちらから

大山の観光スポット

大山の観光スポットは大山の牧場が有名で、車で30～40分の距離には鳥取一の漁港の境港や玉造温泉で有名な松江にもアクセスが良いです。

特に、「大山まきばみるくの里」は白バラ牛乳で有名な牧場です。牛乳、バター、ソフトクリームなど牧場の定番商品を楽しめるだけでなく、バーベキューや乳搾り体験などお子さんも楽しめるアクティビティが充実しています。鳥取名産の鳥取和牛や大山鶏などの畜産物をその場で食べられるのも魅力です。

大山寺から近く大山の麓にあるので大山の豊かな自然の景観も楽しめます。

最後に

今回は、鳥取県の紅葉の名所として有名な智頭と大山のおすすめスポットについてご紹介しました。どちらも素敵な紅葉の名所ですので、おすすめですが、智頭にお越しの際には、芦津の「粒と雫」の店舗でみなさまをお待ちしております。