健康や美容に気をつかっている人の中には、発芽大豆や発芽玄米など発芽した食品は栄養価が高いと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?実際、発芽大豆は一般の大豆よりも高い栄養素が含まれています。
今回は、発芽大豆に含まれる栄養素や、発芽大豆のおすすめ商品をご紹介します。発芽大豆を食べることでどのような健康の効果があるのか知りたい方や食べやすい発芽大豆製品を探している方はぜひ参考にしてください。
発芽大豆とは?
発芽大豆は、芽が出始めた瞬間の大豆です。大豆が発芽して1週間ほど経つと、茎ができて「もやし」になってしまうので発芽の瞬間を捉えた希少な大豆です。
発芽した食品の栄養価が高いと言われる理由は、発芽の瞬間に蓄えてきた栄養素をエネルギーに変換するためです。発芽時には、大豆の生命力が引き出され、栄養素が最も高い状態になります。
ただし、温度や水分量によっても発芽のタイミングは変動し、発芽大豆として販売するには、芽が出始める瞬間を捉える必要があるため、栽培は難しく流通量は通常の大豆と比べると僅かです。
見た目は、大豆から少し芽が出ているものもあれば、普通の大豆と変わらないものもあります。
発芽大豆ができるまで
発芽大豆は、大豆の状態から発芽させたものです。そのため、発芽大豆を収穫するには、まず大豆を育てる必要があります。
大豆は、他の植物同様に畑に種を巻いて育てます。3日くらいで芽が出て、葉や紫色の花も咲きます。その後、実がなりますが、2ヶ月くらいの早熟の状態で収穫したものが枝豆です。大豆になるには4ヶ月ほどかかります。
畑に種を巻いて芽が出ることも発芽と言いますが、発芽大豆として食べられるのは一度大豆として収穫したものを水分量や温度を整えて発芽させたものになります。
参考:農林水産省 豆類加工品
発芽大豆と大豆の違い
発芽大豆と通常の大豆の違いは、栄養素と味です。発芽大豆は最も栄養価が高い状態の大豆なので、全体的に栄養価は高いですが最も特徴的なのが、GABAとグルタミン酸の増加です。
グルタミン酸は旨味成分なので栄養価として評価できるだけでなく、味についても大豆の自然の甘みや旨味がより感じられる点が発芽大豆の特徴です。
発芽大豆の栄養素と効果
大豆は、タンパク質が豊富で大豆の成分の約30%はタンパク質と言われています。一方で、含まれる脂質や糖質は少ないため、ダイエット中の方や筋力をつけたい方にもおすすめの食材です。
他にも、大豆には、ビタミンE、ビタミンB1、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などの栄養成分が凝縮されています。
発芽大豆には、これらの栄養素が含まれていることはもちろん、特に「GABA」「葉酸」「イソフラボン」が通常の大豆と比べると格段に高くなります。
これら3つの栄養素の健康への効果について紹介します。
GABAの効果
GABAを摂取できる食材は米やじゃがいもなどがありますが、摂取できる量は少なく100gあたり1~5mgが一般的です。一方で、発芽大豆は100gあたり10mgから多いものだと20mgを超える量のGABAが含まれます。
「GABA」とはGamma-Amino-Butyric-Acidの略で、アミノ酸の一種です。GABAには、緊張やストレスをやわらげる効果があると言われています。GABAは交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位に働かせるため、睡眠の質を高める効果も期待できます。夜寝付きが悪い方や、忙しく睡眠時間が少ない方にはGABAの摂取がおすすめです。
葉酸の効果
葉酸は、水溶性ビタミンで植物の葉に多く含まれる物質です。妊婦の方が積極的に摂取すべき栄養素として知られています。葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作る役割があります。また、妊婦の方や妊活中の方が積極的に摂取することで、胎児の脳形成に異常をきたすリスクを軽減できることがわかっています。
成人の男女も日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、1日240㎍の摂取が推奨されており、不足してしまうと貧血になってしまうことがあるので注意しましょう。発芽大豆は100gあたり約70㎍の葉酸が含まれるため効率良く葉酸を摂取できます。
イソフラボンの効果
女性が積極的に摂取したい栄養素がイソフラボンです。イソフラボンは、肌に潤いを与え、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す役割があります。よく化粧水や乳液でもイソフラボン配合のものを目にしますよね。
他にも、イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをしてくれるため、女性特有のトラブルを予防してくれます。例えば、PMSの症状をやわらげたり、妊娠しやすい体づくりへの効果が期待できます。一日に40~50mgの摂取が理想とされていますが、発芽大豆は100gあたり100mg以上のイソフラボンが含まれてるため、女性特有のトラブルに悩む方におすすめです。
発芽大豆を使ったおすすめ商品
ここからは発芽大豆のおすすめ商品をご紹介します。手軽に購入できるものや大豆のえぐみを感じにくく続けやすい商品も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
コストコおいしい発芽大豆
コストコの発芽大豆は、リーズナブルに発芽大豆を試したい方におすすめです。150g入りの袋が3袋入って600円前後で販売されています。
また、大豆だけでなく、金時豆と青大豆もミックスされているのでいろんな味や食感を楽しめます。お菓子としても食べられますが、スープやサラダに入れると美味しく食べられます。ただし、コストコの会員登録が必要になり、年会費もかかるため、すでに会員になっている方におすすめです。
スーパー発芽大豆
スーパー発芽大豆は、だいずDAYSの商品で、こだわった発芽大豆を食べたい方におすすめです。スーパー発芽大豆は、北海道の大豆を100%使用しており、無添加にこだわって生産されています。
値段は100g入りの袋が10袋入って約2,000円です。ミネストローネやサラダに入れると料理が引き立ちます。だいずDAYSでは様々な種類の大豆商品が販売されているので気になる方はホームページを確認しましょう。
豆乳ヨーグルト「発芽の恵み」
手軽に発芽大豆の栄養素を摂取したい方には飲む豆乳ヨーグルト「発芽の恵み」がおすすめです。鳥取県産大豆「大山2001」の発芽した瞬間をとらえて、素材の特徴を活かした製品になっています。
発芽大豆が高い栄養素を持っていても、継続して摂取できないと効果は感じにくいでしょう。豆乳ヨーグルト「発芽の恵み」は、苦味や青臭さはほとんど感じられず、スッキリした甘みと大豆のクリーミーさが味わえる仕上がりになっているので、無理なく続けられます。
値段は7本入り送料込みで2,500円、14本入りだとさらにお得に4,000円で購入できます。粒と雫のオンラインショップからご注文可能です。
豆乳スイーツの通販なら「粒と雫」
粒と雫は、豆乳スイーツなどの豆乳製品を取り扱う豆乳専門店です。鳥取県智頭町の大自然の中で、50年以上の歴史がある豆腐メーカーが、素材にこだわって商品を製造/販売しています。粒と雫の豆乳製品には専門店ならではのこだわりがあります。
大豆と水へのこだわり
豆乳を作るには、大豆と水が最も重要です。大豆は、鳥取県産の希少性の高い古来品種「大山2001」を使用した発芽大豆で、ショ糖分が高く旨味を感じられるものを厳選しています。また、鳥取県智頭町の水は日本有数の自然の軟水で、大豆の美味しさを引き出します。
素材にこだわり抜くことで、大豆の独特な風味をおさえながらも、大豆の旨みと甘さが際立つ豆乳スイーツを開発しています。
独自の豆乳の粒子を細かくする技術
豆乳は温度管理や時間調整で大きく味が変わるため、職人の経験と技が必要です。粒と雫では、何度も研究を重ねて、豆乳の粒子をより細かくする技術を生み出しました。この技術により、口に運んだ瞬間に感じられる滑らかな口当たりとふわっと風味を運んでくれるスイーツに仕上がります。
まとめ
発芽大豆は、栄養価が高く旨味成分が豊富に含まれるため、通常の大豆よりも旨味や甘みを感じやすいです。豆そのものを食べるのも良いですが、継続的に発芽大豆の栄養素を取り入れたい方には、手軽に飲めて味も美味しい豆乳ヨーグルト「発芽の恵み」がおすすめです。
「粒と雫」のオンラインショップから購入できるので、発芽大豆に興味がある方はぜひ一度お試しください。